インフルエンザは毎年冬になると大なり、小なり流行が起こります。流行期が近づくとインフルエンザのワクチンの予防接種は「受けた方が良いでしょうか?」「効果はありますか?」と良く聞かれます。 結論から言いますと、予防接種はそれなりの効果があると思いますので、接種をお勧めします。
インフルエンザにかかる率が高いのは子供ですが、重症になることが多いのは高齢者ですので、特に65才以上の高齢者の方や心臓病や腎臓又は呼吸器の病気を持っている高齢者の方にお勧めします。ワクチンは1年以上前から流行しそうなウイルス株を選んで製造されるので、的中せずに効果が発揮されない場合があります。 実際、予防接種を受けてもインフルエンザにかかることは珍しくありません。程度の差はあれ、全てのワクチンに共通する弱点です。
ワクチンは乳児では免疫がつきにくく、2〜3割程度の効果しか期待できませんが、 重症化を阻止する効果はあるようなので、恐ろしい脳症を防ぐことにも繋がると 考えましょう。 学童の接種は家族、特に老人や乳児への感染を防ぐ効果があるとされています。
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